森山直太朗の「若者たち」に思う

「若者たち」というホークソングは、1966年ごろから流行った歌です。森山直太朗が歌っているのを久しぶりに聞いて、約半世紀前(48年前)を思い出しました。その頃はまだ17才、私も夢多き青春時代だったのです。今は高齢者社会の元凶のように言われている団塊の世代をしぶとく生きています。人気歌手の良し悪しを、ずぶの素人が語るのは本当に失礼な話なのですが、森山直太朗の「若者たち」は何となく「ひ弱な若者たち」という印象を受けるのです。ハイトーンだからそう聞こえるのかも知れませんが、傷つきやすい青春時代に、たくさんの辛く苦しいことに遭遇して、それでも力強く前に向かって歩き続けるという、若い時代にしかない「ばねのような強さ」を感じないのです。時代が変われば同じ歌でも変わるものだなあと思って、懐かしく聞きました。最近報道されている青少年による殺人事件など、聞くたびに、やりきれない思いで胸がいっぱいになります。若者は、一人だけで孤独にならず、若者たちが束になって前を向いて歩いて行って欲しいものです。