新型コロナ 緊急事態宣言に思う!

f:id:hamachan1013:20180307095959j:plain この川面を眺めながら、健康と気晴らしを兼ねて毎日散歩している。

 戦後最大の国難とも言われている新型コロナウイルスの蔓延に、ついに緊急事態宣言が発せられた。

 娘が神戸から帰った日に、「もう高齢者だし、持病もあるから病気になって死ぬのは仕方がないが、コロナにだけは殺されたくない。」と話した。

その理由は、戦国時代の武士が、槍や刀で戦って死ぬのは武士の本望であるが、どこから飛んでくるかわからない鉄砲玉に当たって死んでいくのは、いかにも残念という気持ちがするからだ。

戦後最大の国難に直面して、総理大臣はどんな宣言の言葉を発するのか期待していた。

正直、期待外れだった。

私は歴史に興味がある。歴史に残る偉人は、ここぞという時には、万人の心を感動させ結束を固めさせる「名演説」を残している。財政難で、他の大国のように国家予算をつぎ込めないのは理解できるが、宣言に込めた国民への思いが、聞く人一人一人の心に突き刺さるような言葉を残して欲しかった。

戦後70年以上も自由を謳歌してきたそれぞれの世代が連帯感を持てるような言葉を発するのは極めて難しい。しかし、全国民に向けて、心底国民の命を守るという言葉がにじみ出るような宣言であったなら、大人も小さな小学生にも心に残るものになっただろう。