秋止符
今日は自治会主催の人権研修。公民館まで歩いて15分ほどかかる。
たそがれ間近な田舎道、ヒンヤリした風に吹かれて、はっきりと季節の変わり目を肌で感じた。
歩きながら、思わず口ずさんでいたのは、アリスの「秋止符」だった。
悲しい失恋の歌で、秋の訪れとともに恋も終わってしまったという切ない気持ちを歌ったものである。
メロディーと詩が絶妙で、彼らと同じ団塊の世代を生きている私には、決して忘れることのない歌の一つになるだろう。
思えばあれやこれやで、あれほど歌っていたカラオケも、もう四か月くらい歌っていない。
「今年の秋は~いつもの秋よ~り、長くなりそうな気が~して」というところにくると、本当にそんな気がしてきた。
歌を忘れたカナリアにならないうちに、一度カラオケを歌いに行かなければ・・・・
人権研修は一時間半くらいで終わった。「ほんとうの空」というDVDを観賞したが、人権を見つめなおすいい機会になった。ただ、最初の自治会長の八分間の挨拶にはうんざりした。前もって話す内容を整理もせずに、ただ、だらだらとしゃべるので、聞く気にもなれない。まるで八分間拷問を受けている感じだ。これこそ早く終止符を打ってほしかった。