神様の嘆きの涙

 毎日ウオーキングをする途中に龍野神社がある。石段を100段上ったところに境内がある。大雨洪水警報が出ていたが、雨が止んで西の空が明るくなったので、やっと歩けると思ってウオーキングに出た。石段の下に来ると、神社の境内からまるで滝のように雨水が流れ落ちている。長靴でも履いていなければとても登れない。「今日はあがって来るな」ということかと思ってそのまま通り過ぎた。それにしても、神社の石段いっぱいに滝のように水が流れるのは珍しい。このところ、日本列島至る所に大雨洪水警報が発令され、過去に経験したこともない集中豪雨や、竜巻の発生などで一瞬にして苦労して築いた家財が無くなったり、多くの死者や怪我人も続出している。この異常気象は海水温の上昇なども大きく影響しているようだ。日本の南の海では、ほとんど見ることもない深海魚が漁師の網に80匹も掛かって、その原因に首をかしげているらしい。歩きながら、「私たちの知らないところで何かが起きているのでは?」と思っているうちに、あの石段を滝のように流れ落ちる水は、連日発生している不幸な自然災害を嘆き、止めどなく流す神様の涙のように思えてきた。

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