幼稚園児がひとり取り残された 誰も気づくものはなかった 真夏の太陽の下で、50℃にも上がる狭い自動車の中に 苦しみ、もがき、泣き叫びながら 親にすら手を差し伸べられることもなく、幼いいのちが消えていった 思うたびに、たとえようのない無念さで 胸が…
お盆 久しぶりに田舎の中学の校庭に来て見た 誰もいない校庭に 真夏の太陽だけが照りつける 昔の、古びた木造の公舎も講堂も、そこにはない 真新しい鉄筋の公舎と体育館を目の前に いまさらながら、早すぎる時の流れを思い知る 花壇の石垣に腰掛けて、ひとり…
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